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優れた機能性、
イングレディオンの加工でん粉
片栗粉やコーンスターチなど、家庭料理でも増粘目的ででん粉が広く利用されていますが、調理後すぐに喫食されてしまう家庭料理とは異なり、一般的な加工食品は過酷な製造工程、保管条件などを経ても品質に劣化のないことが条件になります。加工でん粉はこのような厳しい条件においてもでん粉の機能性を保持するために、架橋、安定化、酸化などの「加工」を施したでん粉。おいしさを消費者に届けるサポートをする素材です。
- 架橋:でん粉のグルコース鎖を化学的に繋ぎ、でん粉粒を崩壊しにくくする技術。でん粉が糊化しにくくなり耐熱性、耐酸性、シェア耐性が向上します。
- 安定化:でん粉のグルコース鎖の水酸基を官能基に置換し、でん粉が糊化した状態を維持しやすくする技術。でん粉が糊化しやすくなり老化耐性、冷凍解凍耐性が向上します。
- 酸化:酸で処理することで低粘度化、老化しにくくなったでん粉です。
- 乳化機能の付加:親水性のでん粉に親油性の官能基を導入することで生まれたでん粉で、乳化性でん粉とも呼ばれています。
またでん粉にはさまざまな機能性、たとえば食感改良、工程改善、栄養強化などがあります。さらに複数の加工でん粉を組み合わせることで、複数の機能性を同時に実現できるのもでん粉の特長です。冷凍食品、ベーカリー製品、麺類、そのほかすべての食品で、イングレディオンの加工でん粉が優れた機能を発揮します。粘度、照り、ツヤを付与するのはもちろん、様々な食感(テクスチャー)を作り、製品の魅力と品質を向上させる一方でコストを削減することで、大幅な差別化を実現します。
イングレディオンは加工でん粉製品のパイオニアとして、様々な機能性を有する高品質の加工でん粉を製造販売しています。