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イングレディオン、アジア地区への追加投資を発表 高付加価値製品に約70億円

News Date : 09/27/2018

高付加価値食品素材の製造能力をさらに強化

イングレディオン(NYSE:INGR)は、アジア太平洋地区における高付加価値食品素材によるさらなる成長に向け、約70億円の追加投資を発表しました。イングレディオンはかねてより高機能性でん粉など高付加価値製品の製造能力拡大を進めていますが、今回の投資でこれをさらに強化します。

今回のイングレディオンの高付加価値製品への投資概要は、以下の通りです。

- タイにおけるタピオカベースの加工でん粉製造能力の20%アップと、
最新の排水処理施設の導入

- 2017年に買収したタイのコメでん粉及びコメ粉事業における生産能力の倍増、
製品規格基準の強化

- 中国における食品用加工でん粉製造能力の30%アップと、
湿式粉砕(ウェットミリング)能力の向上


ジム・ザリー(イングレディオンCEO)のコメント

今回の投資は、拡大するアジア市場において成長を加速させ、同時に製造ネットワークを強化することで、需要の変化に的確に対応することを目的としています。この投資を通じ、イングレディオンは2022年までにグローバルの高付加価値製品ビジネスにおいて年間2300億円の売り上げを達成したいと考えています。すなわちこの投資は、長期的に採算性の高い分野における力強い成長を推進すると同時に、株主価値の向上を目指す、戦略的投資です。

アジアにおけるこの取り組みは、高付加価値でん粉製品事業への集中投資を通じて革新性を強化し、個別の顧客向けにカスタマイズされた問題解決を提案するというイングレディオンの世界戦略の一部でもあります。

ヴァルデリーニ・リヒト(イングレディオン アジアパシフィック総責任者)のコメント

アジア地区においては、もち感、スムーズ感強化などの食感改良、低糖質化などの健康機能付与、クリーンラベルでん粉による添加物削減など、高付加価値の機能性でん粉素材による様々な需要が拡大しています。今回の投資によって生まれる革新的でトレンディな問題解決提案は、イングレディオンが顧客とともに大きく成長するひとつのきっかけになるもの考えています。

イングレディオンの応用技術に秀でた専門性の高い人材と、コーンやタピオカでん粉などを含む幅広い製品群、30年を超える顧客サポート実績をぜひとも活用頂きたいと思います。今回は特にコメ素材事業構築に投資しますが、今後も引き続き世界中の顧客に利益を提供する新たな投資を継続して参ります。

イングレディオン、アジア地区への追加投資を発表 高付加価値製品に約70億円
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