
クリーンでシンプルな原材料
シンプルでクリーンな原材料で存在感を示す
消費者が求める本物の体験を提供します
消費者は最も自然に近い食品、すなわち、理解され、期待され、信頼の置ける原材料から作らせる食品を求めています。また消費者は望ましくない添加物を使用せず、馴染みのある素材を少数組み合わせた、クリーンでシンプルなラベルの製品を望んでいます。
イングレディオンは、クリーンでシンプルな原材料ソリューションを開発に独自の経験を持つ頼れるパートナーとして、お客様を支援しています。イングレディオン独自の消費者インサイトでお客様は最善の策を講じることが可能となり、またイングレディオンの革新的素材を活用することで、今日の消費者のクリーンでシンプルなライフスタイルをサポートできます。イングレディオンは製品作りのアイデア段階から完成までをフルに支援、確実かつ効果的に消費者の需要満たす製品作りのプロセスをサポートします。

クリーンラベルで利収益改善
イングレディオンの最新のクリーンラベル調査の結果、世界の食品および飲料メーカーの多くがクリーンラベルの取り組みにより利益が増加したと報告していることが明らかになりました。
レポートでは、これらの企業がいかにクリーンラベルを活用しがブランド・ロイヤリティと財務実績を向上させているか解説しています。
クリーンラベルを定義する
イングレディオンは、2011年に業界初のクリーンラベルの定義を発表しました。サプライヤーとメーカーの双方から業界標準として広く受け入れられているこの定義は更に進化、現在は以下の通りになっています。
- 消費者に認知され、受け入れられている原材料のみを使用していること
- 人工的な響きや誤解を招くような原材料を含まないこと
- 遺伝子組換え原料を含まないこと(non-GM)
- 消費者が理解できるような原材料表示がされていること
さらに最近の消費者の嗜好の変化により、「シンプル・ラベル」の定義が追加されました。これは、クリーン・ラベルのすべての特徴に加え、以下の特徴を持つものと定義されています。
- 特定の食品または飲料において、消費者に受け入れられ、使用されることが期待されている原材料のみを使用している
- 料理基準や伝統的・本格的なレシピに適合するよう、必要最小限の原材料を使用している
- シンプルさを達成するために、何かを失うことがある(例:外観、食感、保存性)
クリーンラベルでん粉の詳細はこちら。

クリーンラベルがビジネス戦略上重要な理由とは?
イングレディオンの独自調査「2021 Global Clean Label Manufacturer」では、世界中のメーカーが認識するクリーンラベルのメリット上位5つを明らかにしています。ヘルシーさ、おいしさ、品質がトップ3でした。
クリーン&シンプル、最新のケーススタディ
イングレディオンとのパートナーシップによって実現した、クリーン&シンプルの成功例です。

ヨーグルトのイノベーション
チャレンジ:中国のあるヨーグルトブランドは、新しいクリーンラベルのドリンクヨーグルトのコンセプトを実現する必要がありましたが、クリーンラベルのでん粉を知らなかったため、機能性、センソリー、ラベル表示の目標を達成することができませんました。
ソリューション:イングレディオンは、離水のない高い保存安定性というニーズと、顧客の望む優れたおいしさ、そしてクリーンなラベル表示を実現する最適な製剤を提案しました。
リザルト:同社は2つの新しい製品の発売は成功し、商業生産に移行しています。

外食産業向け、ヘルシーなチキンのマリネ
チャレンジ:世界的な大手外食企業は、クリーンラベルで賞味期限が安定したチキンマリネの開発を急いでいましたが、短期間で結果を出すための専門知識が社内に不足していました。
ソリューション:イングレディオンは、独自の消費者調査から得られた詳細なデータを活用し、消費者に好まれるジューシーさと優れた食感を維持できるマリネを短期間で開発しました。
リザルト:お客様は、健康志向の高まりに対応したチキン製品を、より早く市場に投入することができました。

グルテンフリーのベーカリー製品
チャレンジ:ある新進気鋭のブランドは、クリーンラベルでグルテンフリーのベーカリー製品を販売したいと考え、適切なクリーンラベル用でん粉の選択と処方設計の支援を求めていました。
ソリューション:イングレディオンはこのお客様と協力して、別の製品の処方をベースに一部をクリーンラベル素材に置き換え、グルテンフリーを実現すると同時に保存安定性と食感を適宜調整しました。
リザルト:このブランドは2つの製品を発売しましたが、これらは現在では主要なグルテンフリーベーカリー製品群の基礎となる製品となりました。
クリーン&シンプル:よくある質問
クリーンでシンプルな製品を作るために知っておくべきことはたくさんあります。よくある質問をご紹介します。

クリーンラベルの収益を上げる要因は何か?
世界の製造業者を対象とした最新の調査から、主要なビジネス指標で標準を上回るクリーンラベルの取り組みが明らかになりました。ここにお客様のビジネスを成功させるためのヒントがあるかもしれません。
Q: クリーンラベルに処方変更するにはどうしたらいいですか?
A: まず、知識の豊富な原材料サプライヤーと協力してください。原材料サプライヤーは状況を総合的に判断、必要とされる機能性を特定し、性能とブランド戦略の両方を実現する原材料を特定するサポートをします。その際、特に訴求したいポイントは何か、また、競合製品との差別化をどのように図るかを検討する必要があります。
Q: 最も価値のある特徴表示は何でしょうか?
A: 世界どの地域でも「天然」は最も好まれる特徴表示の一つです1。しかし、製品や国の法規制に合わせて適切な表現を選ぶ必要があり、事前に十分な調査をしなくてはなりません。このように消費者に好まれる表示も地域によって異なります。
またどのような特徴表示を選択するにしても、信頼性と透明性を高めるために、その特徴表示はパッケージの裏面に記載された原材料一覧表で裏付けられていることを確認してください。
Q: クリーンな原材料を使用することで、高めの価格設定は可能ですか?
A: 世界の多くの消費者にとって、クリーンなラベルはよく知っている原材料、人工的な原材料の排除、非遺伝子組み換えやオーガニックなどの第三者による検証・認証など、対価を支払うに値する付加価値として認識されています。実際、当社のATLAS消費者データでは、消費者はクリーンでシンプルなラベルに対して10%~20%高い対価を支払う意向を示しています1。
Q. クリーン・ラベルの原材料表示は規制されていますか?
A: 表示としての「クリーンラベル」は規制されていませんが、クリーンラベルを構成する原材料の表示や属性は実際に規制されており、地域や国、認証機関によってさまざまです。これには、「無添加」「保存料不使用」などの処方に関連する表示、および非遺伝子組み換え、天然、有機などの第三者認証に依存する表示が含まれます。イングレディオンは、規制の状況を常に把握し、お客様が自信を持ってクリーンラベル原料を使用できるよう、製品の選択肢をアドバイスしています。
Q: クリーンラベルの市場投入までの時間を短縮するにはどうすればよいですか?
A: クリーンラベル化のためノウハウ、インサイト、能力、コラボレーションなどが必要かもしれません。イングレディオンは、お客様のニーズを満たすために、クリーンラベルについて深く研究、理解しています。イングレディオンには、
- 機能性、プロセス耐性、保存安定性など、お客様固有の機能的なニーズを満たすための幅広い製品ポートフォリオがあります。
- ラベルをの簡素化にもつながる、複数の機能性を実現する幅広い原料作物を確保しています。
- 差別化された製品を生み出すための原材料と、最適な特徴表示を特定するための独自のデータや洞察力を持っています。
- 専門家による処方検討や使用方法のサポートにより、市場への投入を迅速化と図ります。
- 供給の不確実性からマージンを守るためのコスト安定化ソリューションを提供します。
- 必要なときに製品を確実に入手できるようにするための、製造拠点複数化によるグローバルネットワークを構築しています。
1 ATLAS:イングレディオン独自のグローバル消費者調査、2020年
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