ステビアのアレルギー

ステビアのアレルギー

欧州食品安全機関 (EFSA) は、ステビアによるアレルギーに関し関連文献のレビューを行いました。結果、「ステビオール配糖体自体はアレルギー反応性を有しておらず、ステビオール配糖体の代謝物もアレルギー反応性がないため、ステビオール配糖体がアレルゲンとなる可能性が低い。ステビアの葉は多くの国で食品として長年使用されており、健康な人やアレルギー患者いずれにおいてもステビアの葉によるアレルギー被害が報告された例はない」と結論付けられました。

2015年には、ステビア抽出物や高純度ステビオール配糖体の摂取後のアレルギー反応についての包括的なレビューが報告されました。このレビューでは、ステビアに対する過剰反応は非常に稀であり、数少ないステビアによるアレルギー反応の事例も高純度品が市場に出回り始めた2008年より前のものであることが報告されました。レビューの著者らは高純度のステビア抽出物、ステビオール配糖体によるアレルギーを消費者に警告すべきとする科学的根拠はないと結論付けました。

これらのことから、ステビア摂取によるアレルギーを懸念する必要はないと考えられます。

Reference

  • EFSA Panel on Food Additives and Nutrient Sources (ANS); Scientific Opinion on safety of steviol glycosides for the proposed uses as a food additive. EFSA Journal 2010;8(4):1537. [85 pp.]. https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/1537.
  • Urban, Jonathan D., Michael C. Carakostas, and Steve L. Taylor. “Steviol glycoside safety: Are highly purified steviol glycoside sweeteners food allergens?.” Food and Chemical Toxicology 75 (2015): 71-78. https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0278691514004785.

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